AWS 認定資格まとめ!種類・出題範囲について解説します!【全12種類】

AWS

先日、AWSの認定資格であるソリューションアーキテクト アソシエイトの試験に合格しました。本記事ではAWS認定資格の種類・について解説したいと思います。

AWS認定資格の種類と難易度

参考URL:https://aws.amazon.com/jp/certification/?nav=tc&loc=3

AWSの認定資格には3段階のレベル別資格(基礎コース・アソシエイト・プロフェッショナル)と6つの専門知識を問う資格があります。


【LEVEL1】基礎コース

基礎コースの資格はクラウドプラクティショナーのみになります。


クラウドプラクティショナー

AWS Certified Cloud Practitioner 認定 | AWS 認定 | AWS
AWS Certified Cloud Practitioner を取得することで、クラウドへの理解と基礎的な AWS の知識が認定されます。この認定の詳細と、試験の準備に役立つ AWS トレーニングと認定リソースをご紹介します。

6ヶ月程度の基礎的なAWSクラウドの知識とスキルが問われる試験です。取得対象者はシステムエンジニアというよりは営業向けという印象を受けました。

AWSクラウドのベーシックなサービスについては概要を理解し、説明できる能力があることを証明できる資格です。

クラウドの概念セキュリティテクノロジー請求と料金」について問われます。

基礎コース(クラウドプラクティショナーのみ)の試験概要は以下の通りです。

形式複数の選択肢の中から回答する問題
  実施形式  テストセンター
試験時間90分
最低合格スコア700点(満点:1000点)
受験料金11,000円(税別)
言語英語、日本語、韓国語、中国語

【LEVEL2】アソシエイト

1年程度AWSクラウドの経験・実績がある方を対象とした試験です。「ソリューションアーキテクト」と「デベロッパー」および「SysOpsアドミニストレーター」の3つに分かれています。

アソシエイトの試験概要は以下のようなっています。(3つの資格共通)

形式複数の選択肢の中から回答する問題
  実施形式  テストセンターまたはオンラインプロクター試験
試験時間130分
最低合格スコア720点(満点:1000点)
受験料金15,000円(税別)/ 模擬試験 2,000円(税別)
言語英語、日本語、韓国語、中国語

ソリューションアーキテクト – アソシエイト

AWS Certified Solutions Architect – Associate 認定
「AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト」試験は、ソリューションアーキテクトの方を対象としており、AWS 上でセキュアかつ堅牢なアプリケーションを設計および展開する方法についての理解度を評価するものです。

AWSのアーキテクチャ設計を担当されている方を対象としています。

レジリエントアーキテクチャの設計高パフォーマンスアーキテクチャの設計セキュアなアプリケーションとアーキテクチャの設計コスト最適化アーキテクチャの設計」について問われます。

私はAWSクラウドの経験が6ヶ月ほどでしたが、なんとかソリューションアーキテクト – アソシエイトに合格することができました。システムエンジニアの方はまず最初にこの資格取得を目指せば良いかと思います。

※古いバージョンの試験(SAA-C01)は2020年7月1日に廃止されており、現在は新しいバージョンの試験(SAA-C02)のみ受験可能です。


デベロッパー – アソシエイト

AWS 認定デベロッパー - アソシエイト認定
AWS 認定デベロッパー - アソシエイト認定を獲得してください。トレーニングコース、試験ガイド、サンプルテスト質問、模擬試験をご用意しています。詳細はこちら。

AWSのアプリケーション開発や保守を担当されている方を対象としています。

デプロイセキュリティAWSサービスを使用した開発リファクタリングモニタリングトラブルシューティング」について問われます。


SysOps アドミニストレーター – アソシエイト

AWS Certified SysOps Administrator - Associate 認定
AWS Certified SysOps Administrator - Associate 認定を取得します。試験ガイド、サンプル試験問題、模擬試験を準備してください。詳細はこちら。

AWSのシステム開発、管理、運用を担当されている方を対象としています。

モニタリングとレポート高可用性デプロイとプロビジョニングストレージおよびデータの管理セキュリティとコンプライアンスネットワーク自動化と最適化」について問われます。


【LEVEL3】プロフェッショナル

2年程度AWSクラウドの経験・実績がある方を対象とした試験です。ソリューションの設計、運用、トラブルシューティングに関する包括的な経験が必要です。「ソリューションアーキテクト」と「DevOpsエンジニア」の2つに分かれます。

プロフェッショナルの試験概要は以下の通りです。(2つの試験共通)

形式複数の選択肢の中から回答する問題
  実施形式  テストセンターまたはオンラインプロクター試験
試験時間180分
合格最低スコア750点(満点:1000点)
受験料金30,000円(税別)/ 模擬試験 4,000円(税別)
言語英語、日本語、韓国語、中国語

ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル

AWS Certified Solutions Architect - Professional 認定 | AWS 認定 | AWS
AWS Certified Solutions Architect - Professional を取得すると、多様で複雑な要件下において、AWS のアプリケーションを設計、デプロイ、評価する能力が認定されます。この認定の詳細と、試験の準備に役立つ AWS のリソースをご紹介します。

「ソリューションアーキテクト – アソシエイト」の上位の資格です。最も出題範囲が広く、AWSの認定資格の中では最難関の資格と言われています。

組織の複雑さに対応する設計新しいソリューションの設計移行の計画コスト管理既存のソリューションの継続的な改善」についてアソシエイトより高度な技術の知識や経験が問われます。


DevOps エンジニア – プロフェッショナル

AWS Certified DevOps Engineer - Professional 認定 | AWS 認定 | AWS
AWS Certified DevOps Engineer - Professional を取得すると、AWS インフラストラクチャとアプリケーションのテストとデプロイを自動化する能力が認定されます。この認定の詳細と、試験の準備に役立つ AWS トレーニングと認定リソースをご紹介します。

「デベロッパー – アソシエイト」と「SysOpsアドミニストレーター – アソシエイト」の上位の資格です。DevOpsエンジニアの方を対象としております。

SDLCの自動化構成管理およびInfrastructure as Code監視およびロギングポリシーと標準の自動化インシデントおよびイベントへの対応高可用性フォールトトレランスディザスタリカバリ」についてのより高度な技術の知識と経験を問われます。


専門知識

各専門分野の知識+その分野でのAWSクラウドの技術的な経験・実績」が必要とされる資格です。全部で6つの資格に分かれます。

専門知識の資格概要は以下の通りです。(6つの資格で共通)

形式複数の選択肢の中から回答する問題
  実施形式  テストセンターまたはオンラインプロクター試験
試験時間170分 or 180分
最低合格スコア750点(満点:1000点)
受験料金30,000円(税別)
言語英語、日本語、韓国語、中国語

高度なネットワーキング

AWS Certified Advanced Networking - Specialty 認定 | AWS 認定 | AWS
AWS Certified Advanced Networking – Specialty を取得すると、幅広い AWS のサービスに対応するネットワークアーキテクチャの設計と維持に関する専門知識を認定します。この認定の詳細と、試験の準備に役立つ AWS のリソースをご紹介します。

AWSのネットワークアーキテクチャについてベストプラクティスに基づき設計、開発、デプロイできることを証明する資格です。

大規模なネットワークアーキテクチャの設計・実装AWSネットワークタスクの自動化アプリケーションサービスとネットワークの連携セキュリティとコンプライアンスの設計・実装ネットワークの管理最適化トラブルシューティング」について問われます。


データアナリティクス

AWS 認定 – AWS クラウドコンピューティング認定プログラム | AWS
ロールベースおよび専門知識認定から選択し、業界で広く認知された認定によってクラウドの専門知識を検証します。AWS 認定を詳しく見る

AWSのワークロードのデータ分析に関する2年以上の実務・経験がある方を対象としています。

AWSデータ分析サービスの活用またはそれらを相互に結合することでデータの収集・処理・可視化などを適切に実施するための設計、構築、保護、および保守できることを証明する資格です。

データ収集格納及びデータ管理処理分析および可視化セキュリティ」について問われます。


セキュリティ

AWS Certified Security - Specialty 認定 | AWS 認定 | AWS
AWS クラウド。この認定の詳細と、試験の準備に役立つ AWS のリソースをご紹介します。

AWSのワークロードのセキュリティ保護に関する2年以上の実務・経験がある方を対象としています。

安全な本番環境を実現するため、AWSのセキュリティソリューションを設計・実装できることを証明する資格です。

インシデント対応ログ収集と監視インフラストラクチャのセキュリティIDとアクセスの管理データ保護」について問われます。


機械学習

AWS Certified Machine Learning - Specialty 認定 | AWS 認定 | AWS
AWS Certified Machine Learning - Specialty を取得すると、AWS で機械学習 (ML) モデルの構築、トレーニング、チューニングおよびデプロイに関する専門知識を認定します。この認定の詳細と、試験の準備に役立つ AWS のリソースをご紹介します。

AWSのマシンラーニングの開発、アーキテクチャ設計、運用について1~2年以上の実務・経験がある方を対象としています。

膨大なデータの中からビジネス上の問題を解決するための機械学習ソリューションを設計、実装、デプロイする能力を有していることを証明する資格です。

データエンジニアリング探索的データ解析モデリング機械学習の実装と運用」について問われます。


Alexa スキルビルダー

AWS 認定 – AWS クラウドコンピューティング認定プログラム | AWS
ロールベースおよび専門知識認定から選択し、業界で広く認知された認定によってクラウドの専門知識を検証します。AWS 認定を詳しく見る

AWSのAlexaスキルに関する6か月程度の実務・経験がある方を対象としています。

Amazon Alexaの構築・テスト・公開するための能力を有していることを証明する資格です。

音声ファーストのデザイン手法と機能デザインとアーキテクチャスキル作成テスト検証トラブルシューティング運用ライフサイクル管理」について問われます。


データベース

AWS 認定 – AWS クラウドコンピューティング認定プログラム | AWS
ロールベースおよび専門知識認定から選択し、業界で広く認知された認定によってクラウドの専門知識を検証します。AWS 認定を詳しく見る

AWSのワークロードのデータベースに関する2年以上の実務・経験がある方を対象としています。

ユースケースに応じてAWSのデータベースを適切に設計、提案、および保守できることを証明する資格です。

ワークロード固有のデータベース設計デプロイおよび移行管理および運用監視およびトラブルシューティングデータベースセキュリティ」について問われます。


まとめ

AWSの認定資格には3段階のレベル別資格(基礎コース・アソシエイト・プロフェッショナル)と6つの専門知識があります。

はじめてAWSの認定資格を受験する際は、営業の方は「クラウドプラクティショナー」、システムエンジニアの方は「ソリューションアーキテクト – アソシエイト」の資格を取得するのが良いかと思います。

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